現在、日本人なら生まれた時から苗字というものを持っています。
では、昔から日本人に苗字というものを持っていたのでしょうか?
答えは”NO”です。
日本列島に人が住み始めた時には、それほど、たくさんの集落があった訳ではないと思いますので、
人を呼ぶのに苦労しなかったと考えます。
ですが、だんだんと人数が増え始めるとそうも言っていられなくなります。
なぜなら、”あの木の下にいる人”と呼ばれている人がいる場合、本人だけであればいいですが、
これに、父、母、嫁、子(男子2名、女子2名)がいるとなると記憶していられなくなってしまいます。
そこで、”個人名”というものが登場してきます。
個人名を使うと(例、本人=太郎)”太郎の父”や”太郎の嫁”などとなりすっきりして覚えやすいし、
呼びやすくなります。
でも、これにも、限界はあります。
例えば、日本に一万人いたとしてこの中に太郎さんが五十人いるとすると、
”どこそこの太郎さん”と、なりこの「どこそこ」に入る言葉、つまり”苗字”が無いと太郎さんと
呼んだら五十人が振り向くことになるからです。
そして、ここで、”苗字”というものが登場するのですが、
こののち、時代の移り変わりによって変化していくことになります。
それでは、その時代の流れを古代から順に見て行きましょう。